ブログ
2024.12.27
バク転とバク宙はどっちが簡単?それぞれの違いとコツを徹底解説
「バク転」と「バク宙」の違いをみなさんはご存じでしょうか?
名前は似ていますが、実は動きに少し違いがあり、難易度も違う技なのです。
本記事では「バク転」と「バク宙」の違いやコツについて解説していきます!
どちらから先に習得するべきか悩んでいる人はこの記事をぜひ参考にしてみてください。
バク転とは?
バク転は「後方倒立回転跳び」というのが正式名称で、立っている状態から後ろに向かってジャンプし、倒立姿勢を経て着地をする技です。
名前や動きのイメージから難しそうだと感じる方も多いと思いますが、実はしっかり準備をしてコツを意識した練習をすれば習得が可能です。
バク転やバク宙の動きの特徴として後ろに向かってジャンプをしますが、ここで恐怖心が邪魔をしてしまい、勢いが足りなくなってしまうのが失敗の原因になってきます。
つまり、この恐怖心を克服することがバク転やバク宙の早い習得に繋がっていきます。
バク宙とは?
バク宙は、「後方宙返り」という正式名称で、立っている状態から後方に向かってジャンプをし、宙返りをしてから着地をする技です。
バク転とバク宙は似た動きが多いですが、細かなポイントが違うのと、1番の違いは途中で手をつくかどうかです。
バク宙は途中で床に手をつかないので、高くジャンプをして1回転をしていきます。
また、バク宙もバク転同様に恐怖心を克服することが重要になってくるため、普段運動をしない人は特に段階を踏んで練習をしていく必要があります。
バク転とバク宙はどっちが簡単?
結論としては、個人差はあるもののバク転の方が簡単といえるでしょう。
その理由は、バク転では途中で床に手をつきますが、バク宙では技の途中で手をつかないためです。
また、どちらの技も勢いが大切になってきますが、バク宙は回転し終えるまで勢いを持たせ続けなければなりません。
さらに、万が一独学でバク転やバク宙の技習得をしていきたい場合は、バク転ができるようになってからバク宙に挑んだ方がスムーズというのも理由として挙げられます。
バク宙をどうしても先に習得したいという場合は、体操教室などでプロに指導してもらうことをおすすめします。
バク転のコツ
ここからはバク転を独学で早く習得したい人に向けてバク転のコツをいくつかご紹介します。
バク転の技自体は数秒で終わってしまうのですが、1つひとつの工程にたくさんのポイントがあります。
- ①腕を上から下ろして膝を曲げる。
- ②腕を上に振り上げる。
- ③後ろに向かってジャンプ。
- ④肘を真っすぐにマットに手をつける。
- ⑤マットを押し返して着地。
動きを細かく分けると上記のようになりますが、この中で重要なポイントは4つです。
バク転のコツ|①はじめに勢いをつける
恐怖心に打ち勝って、後ろに勢い良くジャンプすることが最初の動きでのコツです。
ジャンプするまでに膝を軽く曲げたり、腕を振り上げたりしますが、このときに思い切りやるというのが重要です。
初めのうちは怖いと思うので、補助をつけたり、後ろに高さのあるマットを用意して、そこにジャンプをしてみるというところからはじめてみましょう。
バク転のコツ|②ジャンプ前の顔の向き
バク転の練習し始めあたりによくある間違いなのですが、ジャンプをする前に上を向いてしまっていませんか?
上を向いてしまうとジャンプ力が低下して後ろにそのまま倒れてしまったり、回転力が下がり、身体がつぶれてしまいます。
技の最中に自分が今どこにいるのか、早く地面を見て安心したいという気持ちから上を向いてしまいがちですが、正しい顔の向きは「前」です。
ジャンプをする前までは前を見て、振り上げた腕がかをの横を通り過ぎたら上を向くようにしましょう。
バク転のコツ|③腰をしっかり反らす
バク転ではジャンプをしてから倒立姿勢にもっていくために腰をしっかり反らせる必要があります。
身体を反らせることができていないとそのまま背中から落ちて痛い思いをしてしまう可能性があるのです。
立った状態からブリッジができるのが一番理想的ですが、初めは寝た状態からでも、壁ブリッジでもいいので、腰を反らせることができるようにしておくのが大切です。
バク転のコツ|④肩を使ってマットを押し返す
後ろにジャンプをしてから両手をマットにつき、その後着地に向けてマットを押し返していきます。
このときに両手に加えて肩を使ってマットを押し返すのがコツです。
肩を使うというのは、肩を弾ませるようにしてマットを押し返すということです。
これができると、最後の着地姿勢にうまくもっていくことができるでしょう。
バク宙のコツ
バク宙では、バク転と似たような動きをするのが特徴です。
ただし、細かな点で違いがあり、先にバク転を習得している方は特に、バク転のときとはコツが違ってくるので注意が必要です。
- ①腕を後ろに下げながら膝を曲げる。
- ②腕を振り上げながらまっすぐ上にジャンプ。
- ③両膝を抱える。
- ④地面が見えたら膝から腕を離して着地。
バク宙は途中で手をつかないためバク転より難易度が高いですが、以下で紹介する3つのコツを意識して練習してみましょう。
バク宙のコツ|①腕を振り上げる前の姿勢
バク宙をする最初の動きで勢いをつけるために膝を曲げますが、このときにバク転のときより前傾姿勢になるようにすることが重要です。
バク転とは違って、後ろにジャンプするというよりは真上にジャンプするようにしたいので、その勢いをつけるためのコツになってきます。
回転に備えるために、練習のときにはしっかり意識しましょう。
バク宙のコツ|②回転する際の顎の位置
回転の前には上を向くのではなく、顎を少し引いておくのもコツです。
後ろにジャンプするので、どうしても上を向いてしまいそうになりますが、回転の際には身体を小さく丸める必要があります。
そのため、身体を丸めることに備えて顎は上に上がらないように意識しましょう。
バク宙のコツ|③途中で勢いをゆるめない
ジャンプをしてからは空中で回転をし、着地をしますが、このときは一瞬です。
また、手をつかずに回転しきるための勢いは最初にしかつけることができません。
そのため、途中で勢いをゆるめることなく回転しきることが大切になってきます。
おそらく回転する段階までできている人はバク宙習得まであと一歩というところだと思うので、自分を信じて思い切りやってみましょう。
バク転とバク宙はどっちが簡単?それぞれの違いとコツ徹底解説まとめ
今回はバク転とバク宙はどちらが簡単か、違いやコツについても解説しました。
結論としてはバク転の方が簡単で、バク転では途中で床に手をつくからというのが理由です。
バク宙では途中で手をつかずにそのまま回転しきる必要があるため、難易度が高いといえるでしょう。
ただし、どちらの技も恐怖心を克服しておもいきりやるという点は共通しています。
必ずできると信じて、コツをふまえながら練習していくのが習得の近道です。
自己流の練習に限界を感じている、恐怖心の克服がどうしてもできないという人は「バク転パーソナル教室」に通ってみませんか?
本教室ではバク転はもちろん、難易度の高いバク宙もプロが指導しているので安心して習得することができます。
全国各地に店舗を展開しているので、是非お近くの店舗にお問い合わせください。