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2024.12.24
マット運動が苦手…前転や倒立のコツを覚えて苦手克服!
小学校や中学校の体育の授業でやるマット運動ですが、普段はあまりしない動きをするので、苦手な人が多いのではないでしょうか?
本記事ではマット運動の技別のコツや、苦手を克服する方法についてご紹介しています。
「マット運動ができるようになりたい」「子供がマット運動が苦手でどうにかしてあげたい」と思っている方はぜひ参考にしてみてください。
マット運動の技とは
マット運動は小中学校の体育で行われる運動の一種です。
技の種類は大きく4つに分けられ、「前方回転系」、「後方回転系」、「倒立系」、「宙返り系」があります。
通常学校の授業では「宙返り系」以外の技を習いますが、なかでも定番の技は前転・後転・倒立です。
回転したり逆さになることは普段の生活であまりないため、恐怖心があったり、体の動かし方が分からないためにどうしても苦手意識を持ってしまいます。
ですが、コツを掴めば誰でもできるようになるので、練習を積み重ねていくことが大切です。
また、マット運動は身体の基礎をつくるのに役立ち、体幹や筋、バランス感覚を養うことにも役立ちます。
こういった様々な効果もあるため、苦手意識を克服して挑戦してみましょう。
マット運動が苦手なのはなぜ?
マット運動を苦手と感じてしまう原因はいくつかあり、前述した普段しない動きであるということもそうですが、「怖い」、「怪我をしたくない」、「できないところを見られて恥ずかしい」などが理由として挙げられます。
これらを克服するためには、それぞれの技のコツをおさえて、成功体験を増やすことが効果的です。
できる技が1つでも増えるとできたことをうれしく感じますし、もっと違う技にも挑戦してみたいという気持ちが芽生えるでしょう。
マット運動の苦手克服方法
マット運動に対する苦手意識を克服するための方法をご紹介します。
マット運動の苦手克服方法|①柔軟性を高める
マット運動を行う際には身体をしっかりほぐしておくことが大切です。
準備体操をして身体をほぐしておくと技がスムーズにできるようになります。
学校の授業では必ず初めに準備体操を行うかと思いますが、ご自宅で練習する際にもしっかり準備体操を行って下さい。
ラジオ体操なども有効ですが、別記事で運動前の準備体操について詳しく解説していますので、是非そちらも参考にしてみてください。
マット運動の苦手克服方法|②「ゆりかご」をする
「ゆりかご」は、回転する感覚をつかむのに効果的な動きです。
やり方は、まず体育座りで両ひざを抱え、顎を引いて背中を丸めます。
その後、後ろに倒れたら、もう一度最初の体育座りの姿勢に戻るというのを5~10回程度繰り返します。
ポイントは顎をしっかり引くこと、背中を丸めることです。
恐怖心が強い場合は技の前にまずこの動きをやってみてください。
マット運動の苦手克服方法|③技のコツをつかむ
この後解説していくのですが、マット運動はコツをしっかりつかむことができれば誰でもできるようになります。
成功体験を増やすためにも正しい姿勢や動きを覚えて練習をしていきましょう。
これまでうまくいってなかったとしても、コツをつかんだ瞬間にすぐにできるようになってしまうケースも十分にあり得ます。
また、練習の際には正しくできているかを確認するため、励ましの声掛けをするためにも大人がそばにいることが望ましいです。
マット運動のやり方とコツ
ここではそれぞれの技のやり方とコツについてを解説していきます。
マット運動のやり方とコツ|①前転
前転では以下のように動きます。
- ①マットの上でしゃがみ、肩より広く手をつく。
- ②お尻を高く上げて頭をマットにつける。
- ③両足で床をけって背中をつきながら回転。
- ④両足を地面について立ち上がる。
前転のコツは頭をつくときで、頭のどのあたりをマットにつけるかがポイントになってきます。
おでこ付近や頭頂部あたりをマットにつけてしまうと、うまく回転ができなくなり、左右にずれてしまったり、頭のついたところが痛くなってしまいます。
特にお子様の場合は痛い思いをしてしまうと苦手意識が強まってしまうため注意が必要です。
正しい前転では後頭部をマットにつけるのですが、そうすると回転がうまくいき、まっすぐ進みやすくなります。
また、頭が痛くなってしまうこともないので、後頭部がしっかりマットについているかを確認しましょう。
マット運動のやり方とコツ|②後転
後転では以下のように動きます。
- ①マットの上でしゃがみ、手のひらを上にして耳の横にかまえる。
- ②そのまま後ろに倒れてマットに手をつく。
- ③手で床を押してお尻を上げて後方に回転。
- ④両足を地面について立ち上がる。
後転のコツは手でしっかり床を押すことと、足を上ではなく後ろに向かってキックすることです。
手で床を十分に押せていないと、そもそもお尻を持ち上げて回転していくことができません。
また、足が上に上がってしまうのも回転ができない理由で、後ろ側に向かっていく意識をすると回転がしやすくなります。
後転は姿勢も重要なので、練習の際には補助の人をつけて正しい姿勢でできているかを確認しながら練習してみてください。
マット運動のやり方とコツ|③倒立
倒立は以下のように動きます。
- ①マットの上で足を前後に開いて立ち、両腕を上げる。
- ②少し勢いをつけて両手をマットにつけ、足をけり上げる。
- ③身体が床と垂直になるようにし、両足をそろえて顔は床を見る。
- ④足をゆっくり下ろす。
倒立のコツとしては肘をしっかり伸ばすこと、床を蹴り上げる際に足を広げないことなどが挙げられます。
肘をしっかり伸ばさないと怪我をしてしまう恐れがあるため、伸ばすことを意識してください。
ただ、身体を一時的に両腕で支える必要があるため、そもそも腕に筋力がないと難しいです。
そのため、腕を真っすぐにすることができない場合はまずは腕の筋力をつけるところからやってみましょう。
もう一つのコツで、床を蹴り上げる際に足を広げないようにする理由は、バランスを崩さないようにするためです。
足が広がっていては左右に崩れてしまったり、足を上でキープすることができなくなってしまうので注意が必要です。
倒立は今回紹介した3つの技の中でも1番怪我のリスクがあるので、足や腰を大人の方が必ず支えて補助をしてあげてください。
マット運動が苦手…前転や倒立などのコツを覚えて苦手を克服まとめ
今回はマット運動のコツや苦手を克服する方法について解説しました。
マット運動は、普段しない動きをするために、苦手意識を持っている人が多いのも事実です。
ですが、コツをつかんで練習し、成功体験を積み上げていくことで徐々に苦手意識を克服していくことができるでしょう。
また、練習の前には必ず準備体操や柔軟を行い、大人の方がそばにいる状況で練習を行ってください。
また、マット運動を確実にマスターするために、プロに学ぶというのも一つの手です。
「バク転パーソナル教室」では、元体操選手などが在籍しており、マット運動の技やアクロバット技などの指導を行っています。
お子様でも技習得を目指せるような丁寧なサポートをしているため、マット運動の苦手克服をプロにお願いしたい人は是非お近くの店舗に問い合わせてみて下さい。