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2025.08.18

タンブリングとは?アクロバットとどう違う?

「タンブリング」という言葉を耳にしたことがあっても、それが何を意味するのかを詳しく知っている人は、そう多くはありません。

体操競技やアクロバットと混同されることもあり、名前だけが先行している印象を受けることもあるでしょう。

この記事では、タンブリングという競技がどのようなものかを丁寧に紹介し、アクロバットとの違いや技、必要なトレーニングについてもわかりやすく解説していきます。

これからタンブリングを始めてみたいと考えている小中高生や、保護者の方はぜひ参考にしてみてください!

タンブリングとは?

ダンススタジオ

最初に、タンブリングとはどのような競技かをわかりやすく解説していきます。

よく耳にする「アクロバット」とは異なる、独自の特徴があります。

ダンブリングの定義と特徴

タンブリングはアクロバットの一部にあたり、特に床の上で前後の回転技を連続して行う競技として知られています。

この競技の特徴は、スピード感あふれる動きと、技が途切れることなく流れるようにつながっている点にあります。

また、「タンブリングトラック」と呼ばれる専用の器具を使うことで、跳躍力を最大限に活かしたダイナミックな演技が可能となっており、観る者を魅了します。

使用するのはマットのみで、身体ひとつの力と技術だけで構成されるため、純粋に身体能力と練習の成果が試される競技であるといえます。

タンブリングとアクロバットとの違い

タンブリングはアクロバットの中の一ジャンルですが、アクロバット全体が身体表現や演出を重視するのに対し、タンブリングは競技として明確な審査基準に基づき、技の構成や順序に厳格なルールが設けられています。

そのため、タンブリングはより競技性の高いスポーツであり、技の正確さや連続性、着地の安定性などが採点のポイントとなります。

見た目が似ている技でも、タンブリングではルールに則った明確な基準のもとに演技が行われるため、練習方法や見せ方に大きな違いが生まれます。

この違いを理解することで、タンブリングの奥深さや魅力がより一層明確になるでしょう。

タンブリングの代表的な技

女の子2人がポーズしている様子

タンブリングには、初心者が学ぶ基本的な技から、上級者が挑戦する高度な技まで、さまざまなバリエーションがあります。

どの技も回転や跳躍、そして技を切れ目なくつなげる連続性といった要素が組み合わさっており、それぞれに異なる魅力と難易度があります。

基本的な技(ロンダート・ハンドスプリング)

タンブリングの基礎には、ロンダートやハンドスプリングといった、回転技の土台となる動きがあります。

ロンダートは、助走から片手を着いて回転し、最後に両足で着地する動きで、進行方向を変えながら次の後方系の技につなげるための重要な役割を持ちます。

ハンドスプリングは、両手で床を押して前方または後方に大きく跳ねる技で、手と足を交互に着くことで勢いを生み出し、宙返りなどの大技の入りとして使われます。

これらは見た目こそシンプルですが、演技全体の安定性を支える重要なポジションを担っており、初級者が丁寧に身につけることで、より複雑な技へとステップアップする準備が整います。

上級者向けの技(二回宙返り・バク宙連続)

上級者になると、複数の技を途切れることなくつなげた連続回転技が演技の中心となります。

二回宙返りは、空中で前方または後方に2回転する大技で、高い跳躍力と正確な回転スピードのコントロールが必要です。

バク宙連続は、後方宙返りを立て続けに行うもので、1回目の着地と同時に次の宙返りに入るため、体幹の強さと瞬時の判断力が求められます。

これらの技は採点において大きな加点要素となる一方で、空中での姿勢保持や着地準備を瞬時に判断する高度な感覚が不可欠です。

見た目の迫力や華やかさに目を奪われがちですが、その裏では、わずかなタイミングの狂いも許されない精密な身体操作と集中力が支えとなっています。

タンブリングトランポリン(空中姿勢・ひねり習得)

トランポリンを用いたタンブリングは、床では再現が難しい高さのある跳躍を可能にし、大きな空中時間を活かして複雑な回転技やひねりの感覚を養うことができます。

例えば、宙返り中のひねりや回転速度の調整など、地上練習では身につけにくい動きを安全に繰り返し練習することができます。

特に初心者にとっては、空中での姿勢を整える感覚をつかむのに適しており、恐怖心を和らげながら動作を学べるのが利点です。

ただし、実際の競技種目とは異なるため、あくまで補助的な練習として取り入れられます。

選手によっては、段階的なレベルアップの過程で感覚を養う目的で積極的に活用し、床上での技精度向上につなげています。

ダンブリングのトレーニングで意識すること

男の子がストレッチしている様子

タンブリングでは、技術だけでなく身体的な土台作りも欠かせません。

ダンブリングをトレーニングする際に、上達させるために意識することについて詳しく紹介していきます。

基礎体力を高めるトレーニング

ダンブリングでは連続技を安定して行うために、高い体力が求められます。

そのため全身の筋力や持久力をバランスよく鍛えることが欠かせません。

具体的にはランニングや筋トレを組み合わせることで、技の安定性が増し疲れにくい体を作ることができます。

このように、基礎体力をしっかりつけてことが、タンブリングをこれから習っていくことにも、上達していくためにも重要な土台となります。

柔軟性を向上させるストレッチ

身体の柔軟性が高まると怪我のリスクを減らせるだけでなく、動きの幅も広がり技の完成度が上がります。

特に背中や肩、股関節まわりのストレッチを重点的に行うことで、タンブリングに必要な可動域を確保することができます。

毎日継続してストレッチを行うことが大切で、無理をせず自分のペースで続けることで確実に柔軟性は向上します。

技術習得に必要な基本動作練習

側転や倒立などの基本動作は、タンブリングの技を安全に習得するための土台として非常に重要です。

これらの動きを正しいフォームで身につけることで、より高度な技にもつながる安定した動作が可能になります。

繰り返し練習を積み重ねることが成功率を上げるポイントとなるため、初心者ほど丁寧に取り組む必要があります。

バランス感覚を養うトレーニング

タンブリングでは技の完成度を高めるために姿勢の安定が非常に重要です。

バランスボードを使った練習や片足立ちなどのトレーニングを日常的に取り入れることで、身体のバランス感覚を養うことができます。

バランス力が向上すると技の安定性が増し、より難しい動きにも挑戦しやすくなるため、地道な練習を続けることが上達の鍵となります。

技の基礎を覚えて、何度も練習を重ねる

この記事の最初でご紹介したように、タンブリングは競技として明確な審査基準があるため、正しい指導を受けて何度も練習を重ねて技を磨いていく必要があります。

特にタンブリングを始めた最初のころは、基礎体力をつけたりストレッチをしたりといった土台作りは自主的にできますが、技の性質上独学ではなかなか身につかないという特徴もあります。

何度も自分の技についてフィードバックをもらったり、動画などに撮影して振り返りをしたりなど、努力を重ねてコツを掴んでいきましょう。

タンブリングとは?アクロバットとどう違う?|まとめ

タンブリングは、床上で連続する回転技を披露する体操競技であり、見た目以上に繊細なコントロールが求められます。

アクロバットとの違いを理解することで、競技としての魅力や本質がより深く見えてきます。

華やかな技の裏には、柔軟性や筋力、空間感覚といった多面的なトレーニングが存在します。

興味を持ったら、まずは基本の動きから一歩ずつ、タンブリングの世界に踏み出してみましょう。

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