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2025.07.30
逆上がりのコツを徹底解説!小学生でもできるやり方や練習法を紹介
鉄棒にはさまざまな技があります。
ぶらさがりや前回りができるようになると、次は逆上がりに挑戦するでしょう。
しかし、逆上がりは難易度が高く、できないお子様も多いです。
鉄棒で逆上がりをマスターするには、いくつかコツがあります。
逆上がりがうまくいかず悩んでいるお子様や保護者の方は、ぜひこの記事を参考に、安全な練習方法を試してみてください。
逆上がりがうまくできない原因とは?よくある失敗パターン
逆上がりがうまくいかないのには、いくつかの原因があります。
一度できなかったことで自信をなくし、苦手意識を持ってしまうこともありますが、逆上がりが成功しない理由には共通するポイントがあります。
ここでは、よくある失敗パターンを紹介しますので、お子様の様子と照らし合わせて確認してみましょう。
腕の力が弱い
よくある失敗パターンとして、腕や上半身の筋力が弱く、鉄棒に体を引き寄せるのが難しいというものが挙げられます。
逆上がりは鉄棒に体を密着させ、足の蹴り上げる力で回転します。
このとき、筋力が足りないと体が鉄棒から離れてしまい、うまく回転できずに落ちてしまいます。
足の蹴り上げが弱い
足の蹴り上げが弱かったり、タイミングがずれると、体がうまく持ち上がらず、回転しきれないことがあります。
また、足がバラバラに動くと、力が分散して勢いがつかなくなる原因にもなります。
逆上がりをするには、地面に強く踏み込み、足を振り上げることが大切です。
体のバランスが乱れる
逆上がりをする際の姿勢、立ち方が乱れることで、体のバランスが乱れてしまい、鉄棒に引き寄せるべき力が分散してしまう失敗パターンもあります。
また、腕や上半身の筋力が不足している場合も、体のバランスが乱れてしまう原因となるので注意が必要です。
恐怖心や不安感がある
逆上がりに対して苦手意識が強く、「失敗するかも」と思うことで恐怖心や不安感から失敗してしまうパターンがあります。
小さな成功の積み重ねで、お子さんの自信につなげて、逆上がりに取り組めるようにしましょう。
逆上がりの正しいやり方
逆上がりを成功させるには、まず正しい手順を理解することが大切です。
やり方を見直すことで、思わぬつまずきの原因に気づけるかもしれません。
鉄棒の高さを合わせる
鉄棒の高さは、おへそから胸の間くらいの高さが理想です。
それより高いと、腕で引き寄せるのが難しくなってしまい、低すぎてしまうと、足の蹴り上げがうまくいかなくなってしまいます。
また、自分に合った鉄棒の高さを選ぶことも大切です。
慣れてきたら少しずつ高さを上げていくようにしましょう。
肩幅の広さで鉄棒を握る
鉄棒は肩幅と同じくらいの幅で握るのがおすすめです。
近すぎると、回転する際に手を巻き込んでしまったり、遠すぎると力がうまくかからず失敗の原因になってしまいます。
地面を強く蹴る
蹴り上げる足を軽く後ろに下げて助走を付けます。
この時、立つ位置は両肘を軽く曲げられるくらいの距離感が理想です。
体を鉄棒に近づけるように意識し、腕の力で引き寄せるだけでなく、足の力も使いましょう。
勢いよく地面を強く蹴り、おへそを鉄棒に引き寄せるイメージをすると、より回転しやすくなります。
また、蹴るタイミングと引き寄せるタイミングが揃うとよりスムーズに回転できるようになるので、ぜひ試してみてください。
足先に力を入れて回転する
蹴り上げて体が持ち上がったら、あとは回転の勢いを保ちながら鉄棒をまたぐ動作に移ります。
このとき、足先に力を入れて両足をしっかりそろえると、重心が安定して回転方向にかかりやすくなるので、スムーズに回転できます。
足が一番上にくるタイミングでは両足が揃っているのが理想です。
逆上がりがうまくなる4つのコツ
逆上がりに失敗してしまう原因とやり方を押さえたら、あとは練習あるのみです。
それでもなかなかうまく回れないという方はこれから紹介するコツを試してみて下さい。
逆上がりは、一度やり方を覚えればスムーズに回れるようになれるはずです。
まずはコツをおさえて最初の1回を成功させましょう。
鉄棒をお腹に引き寄せるのをイメージする
逆上がりで体が落ちてしまったり、上に上がれないお子様は、体の引き寄せ方が間違っている可能性があります。
引き寄せるときに胸や鎖骨に向かって引いても、体は上に上がりません。
お腹から骨盤あたりが鉄棒に付くように少し上方向に、腕全体を後ろに引くことをイメージしましょう。
逆手で鉄棒を持つ
逆上がりをする際には、逆手・順手どちらでもいいとされていますが、力をかけやすいのは逆手で行う方法です。
逆手で鉄棒を持つことで、鉄棒に体を引き寄せる力を最大限に活用することができます。
逆手で体を引き寄せる感覚をつかんでから、順手での逆上がりに挑戦するのもコツの一つです。
蹴る・引き寄せるタイミングを合わせる
逆上がりの一番の難関ポイントはやはり、体を鉄棒に密着させることです。
蹴り上げるタイミングと体を引き寄せるタイミングを合わせることで、体が上に上がり回転に力がかかります。
蹴るだけになっていないか、引き寄せるタイミングが早くなっていないかなどを確認してみて下さい。
目線は下に固定する
目線は常に斜め前あたりを意識しましょう。
蹴り上げたつま先が視界に入るくらいが理想的です。
この時、空を見上げるような姿勢になったり、目線の位置がずれて頭が後ろに下がってしまうと、上体が反れてしまい、引き寄せる力が十分活かせなくなってしまいます。
目線を集中させることで、体が自然と丸まり、スムーズに回転することができます。
逆上がりができるようになるためのサポート
お子様が逆上がりができるようになるためには、大人のサポートも大切です。
鉄棒のサポートに失敗してしまうと、補助者側が蹴られてしまったり、下敷きになってしまうなど、怪我の恐れがありますので無理せずサポートするようにしましょう。
ここでは、逆上がりができるようになるためのサポート方法をご紹介します。
補助板を使用する
逆上がりをサポートする補助板は、主に学校などで、鉄棒の前に設置されています。
補助版は駆け上がる動作を補助してくれるため、回転の動きがつかみやすくなり、使用することで逆上がりの感覚を自然に身につけやすくなります。
補助版がない公園などでやる場合には、踏み台を用意して、鉄棒と体を引き寄せる距離を少なくする方法もあります。
手で抱えてサポートする
補助板や踏み台が用意できない場合は、大人が手でサポートする方法も効果的です。
主に「腰を支える方法」と「足を支える方法」の2種類があり、どちらもお子様の動きに合わせて回転をサポートします。
腰を支える方法
腰をサポートする方法では、蹴り上げるタイミングで大人がお子様の腰を軽く持ち上げて体が持ち上がる感覚・回転を補助します。
お子様が鉄棒をしっかりと握れていることを確認し、大人はお子様の体を軽く支える程度にして、必要以上の力は加えないようにしましょう。
腰を支えることで、お子様が体を鉄棒に引き寄せるイメージがつきやすくなります。
足を支える方法
足を支える際には、お子様が足を蹴り上げたタイミングで大人が足を持ち、回転をサポートします。
体は上に上がるものの、回りきれなかったり、上で止まってしまうときに使える補助方法です。
回転をサポートすることで、勢いよく回転することができます。
腰のサポートも足のサポートも、どちらも大人とお子様がタイミングを合わせることで、よりお子様が逆上がりの感覚を感じることができます。
ボディバックで回る補助をする
逆上がりの練習では、「ボディバッグ」と呼ばれる補助方法も効果的です。
これは、サポート役の大人とお子様が背中合わせの状態で練習を行う方法です。
まず、お子様は鉄棒の前に立ち、しっかりと鉄棒を握ります。
その背後にサポートする大人が立ち、背中を合わせるように体勢を取ります。
お子様が地面を蹴って足を振り上げる動作に合わせて、大人は背中で軽く押し上げるように補助します。
勢いやタイミングを見ながら、回転がスムーズにできるようサポートしましょう。
逆上がりのコツと練習方法をご紹介|まとめ
この記事では、逆上がりのコツと練習方法についてご紹介してきました。
逆上がりは、コツをつかめば自信をもってできますが、コツをつかむまでは練習が必要です。
お子様ひとりの力ではなかなかむずかしいときには、大人のサポートが必要です。
小さな成功の積み重ねが、お子様の大きな自信につながります。
焦らず、楽しみながら親子で一緒に逆上がりの練習に取り組んでみてください。